シフォンケーキとカヌレは姉妹だった?
Happy蜜蜂Bakery(ハッピーミツバチベーカリー)の松倉圭吾です カヌレクラフトマンをやっております
いつも伝説のカヌレを焼いております
タイトルのびっくりしますよね!
先日、小田急ファミリースマイルデーというオンラインマルシェに出店させていただきました
完全なるオンラインでのイベントで
私たちHappy蜜蜂Bakeryスタッフは店内でPCとカメラとマイクを駆使してオンライン接客を初めて試みました
去年までは小田急線新百合ヶ丘駅でイベントに出店しておりましたが
今年は全くなくなってしまったので、オンラインでの出店に決めました
そんな中、カヌレ以外にもなにか特徴や意外性の物を出して欲しいと実行委員会の方とお話が盛り上がり
「カヌレとシフォンケーキは姉妹だった!?」と、今回のタイトルに繋がります
本当のカヌレとシフォンケーキとは全く姉妹でも何でも無いのですが、
私が作り焼き上げるカヌレとシフォンケーキだけは姉妹になるんです
とっても気になりますよね!?
答えは、同じ材料を使っているからなのですが。
ちょっとだけ意味が深くなります
カヌレはもともとそもそもフランスのワイン工房でワインの澱を取るために、卵白を多用していたそうです
そうすると、卵黄があまり相当数捨てていたそうですが
その廃棄するのは勿体ない
と、
修道院の女性たちがお菓子作りに卵黄をたくさん使う焼き菓子を考え出したそうです
それが
【カヌレドボルドー】(cannelé de Bordeaux)
ボルドーは、色でも有名ですね
ボルドーカラーなど聞いた事があると思います
ワインの色ですね
赤ワインの色です
そして、ボルドー地方といって、ワインがとっても有名な地域です
葡萄畑も見てきましたし、ワイン貯蔵庫とシャンパン貯蔵庫
出来立てのワインもシャンパン(シャンパーニュのもの)
試飲してきました
その卵黄を使うのはカヌレなのですが。
そもそも、私達はワインもシャンパンも製造も販売もしておらず
カヌレを製造販売しております
そのため、卵白が大量に出てしまうのです
なので、卵白をたくさん使うシフォンケーキに目を付けたのです
シフォンケーキにはメレンゲと言って、お砂糖と卵白で泡立てた物をメレンゲと言います
このメレンゲの量は半端なく使いますので
カヌレをバンバン焼いても問題なく使えるシフォンケーキはとってもバランスが良いのです
ですので、材料が同じなのですが
更に、1つの卵から2つのお菓子が出来ると言った事で
【カヌレとシフォンケーキは姉妹だった】と、言わせて戴きました
他店ではどのようにしているかわかりませんが、
私の作る伝説のカヌレには相当量の卵黄を消費します
その相当量の分だけ卵白が出ますので
シフォンケーキはとってもありがたいのです
ですので、ぜひ!カヌレをご検討される場合はシフォンケーキも一緒にどうぞ!