カヌレを作ったことがある方はとある現象に悩む事が多発します。

カヌレ液を仕込み、液をカヌレ型に流し込んで焼く時に（発射）飛び出してしまうのです。

この記事を読み事で、カヌレ生地がカヌレ型から飛び出す原因の一つが解決されるかもしれません。

※飛び出す原因は一つではありませんので、原因を炙り出す必要があります。

カヌレが型から（発射）飛び出す原因のひとつ、寝かさない

この記事を読んでいる方は、きっとカヌレを焼いた事があり、

なぜか飛び出してしまう原因が分からなくなってしまった人や、

カヌレ液を寝かさずにスピーディにその日中に焼くことは出来ないのか？

この2つになると思います。

まず、カヌレの記事を焼く時になぜ？寝かすのか？

ハテナが出る人もいると思います。

カヌレの材料はとてもシンプルな物ばかりです。

当社のレシピや作り方は財産の為、公開する事はありませんが、

一般的なカヌレレシピからの一例でお答えになります。

カヌレ液は、牛乳、砂糖、小麦粉、卵、油脂、洋酒と、とてもシンプルです。

ここに、味付けでバニラやチョコレート、イチゴなどを入れて調整します。

焼き菓子のフィナンシェやマドレーヌ

生菓子のプリンやチーズケーキなどが参考になります。

カヌレの生地を発射させない為には、生地を一晩寝かせる必要があります。

この寝かせる事により、材料同士が仲良くなります。

混ぜたばかりの液体はまだ混ざり切ってなく馴染んでいない所が多少なりとあります。

さらに、小麦粉が薄力粉でも強力粉でもグルテンが発生しているので、少しでも弱らせる為に時間をかける必要があります。

私も、何度か混ぜたばかりのカヌレ液を無理やりオーブンに入れて焼いた事がありますが、99％上手くいきません。

100個焼いて数個マシなのが出るくらいです。

なので、カヌレ液は一晩寝かせる必要があります。

理由はグルテン発生を少しでも緩ませる必要がある事

混ざり切っていない材料同士を仲良くさせる必要がある。

カヌレ焼きを何度も挑戦する事が出来るのであれば、一回の仕込みのカヌレ液を何回かに分けて用意しておくと良いです。

例えば、

10分だけ寝かせた

1時間寝かせた

2時間寝かせた

4時間寝かせた

8時間寝かせた

12時間寝かせた

24時間寝かせた

48時間寝かせた

このように何回かに分けて焼けるように用意しておくと良いです。

飛び出してしまう原因のひとつ寝かせない。

材料を変化させると寝かせないで焼くことも出来ますが、

仕込むだけならそこまで時間が掛からないですし、

焼く時間は1時間近くかかります。

その間に他の事をするように時間管理をしてみてはいかがでしょうか？

ご自分で焼くと思い入れが入りより一層美味しくなりますよね。

何度もチャレンジして可愛いカヌレを焼いて下さい。